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豪快すぎる不正でTOEIC/TOEFL のスコアがイギリスのビザ取得に使用不可に

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イギリスのビザ取得用に、TOEIC の試験結果使用できなくなったようで以下のようなメールが来ていました。

平素より、TOEIC SQUAREをご利用いただき、また、TOEICテスト(Listening・Reading)、TOEICスピーキング/ライティングテスト(Speaking/Writing、以下TOEIC SWテスト)をご活用いただき、誠にありがとうございます。
TOEIC テスト、TOEIC SWテストの開発・制作元であるEducational Testing Service(ETS)より4月17日に通達があり、TOEIC テスト、TOEIC SWテストのスコアについては、英国ビザ申請にご利用いただけないこととなりました。
英国ビザ申請のためにTOEICテスト、TOEIC SWテストの受験をご予定、ご検討されていた皆様におかれましては突然のご案内となり、またご迷惑をおかけすることとなり誠に申し訳ございません。

どうやらイギリスで試験の不正が発覚したようで、イギリスのビザ申請を管轄する行政機関が、TOEIC テストの開発元の ETS が有効なテストである事の承認を更新をしない事を決定したようです。
私はTOEIC しか受験していないので、TOEIC のメールしか来てませんでしたが、同じ ETS が開発している TOEFL も同様の影響を受けるようです。

IP試験以外は、ETS が直接試験をしているのかと思っていたら、日本のTOEIC も「国際ビジネスコミュニケーション協会  IIBC試験運営センター」という所がやっているんですね。全く気づいていませんでした。

不正試験の会場に潜り込んで撮影した模様が YouTube に上がっていたのですが、個人の不正という訳ではなく、試験運営組織が組織的に良スコアを出すための不正を行っていた。という事のようです。
それだけビザを取りたい人が居て需要がある。っていう事なんでしょうね。。

・TOEIC の SW テストでは、試験直前に替え玉の人がぞろぞろと教室に入ってきて、代わりに解いてくれる。
・TOEIC の RWテスト(通常のTOEIC)では、答えを一気に読み上げる。(2時間のテストが7分で完了)

というように完全に満点が取れるような状況になったいたようです。ニュースを聞いた時は、想像もつかないくらい豪快な不正でした。
颯爽と現れて、SWテストを完璧に回答して、さっそうと帰って行く替え玉の女性が何故かかっこよく見えてしまいます。

イギリス留学を考えていた人にはとんだとばっちりだと思いますが、ETS側は試験運営の委託業者をチェックする体制をつくらないと信頼を取り戻すのは難しいかもしれません。

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