TOEIC 英語参考書・対策本

【TOEIC参考書】「新 TOEIC TEST 900点特急パート5&6」

2013年10月5日

新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6 新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6
加藤 優
朝日新聞出版2011-09-07
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TOEIC の Part5(単文穴埋め問題)/Part6(長文穴埋め問題)の対策本です。

2013年5月に買って一度、問題をさらっとやって、久しぶりに取り出して再度やりはじめた所、完全に中身を忘れていて間違えまくりでした・・・

単純に問題を解くだけでは無く、品詞の問題なのか、文法を把握しているのか、何故他の選択肢は不正解なのか。を考えながら解くとすごく勉強した感じになれる。

それぞれの選択肢の正解はどういう思考で導き出せるのか、もしくは何故間違いなのか。しっかり解説が書いてあって、初めて読んだ時は、問題の練度と解説の丁寧さに正直感動した

世の中にTOEIC 対策本や参考書はたくさんあるが、頭一つ抜き出ている気がする。人によるとは思うが、問題を解いて解説を読むと知識欲が刺激されて面白いです。

例えば、「(B)の選択肢は、もし前置詞 for が無ければ正解です」のような解説があり、反対にどういう文章なら正しくなるのか。という所まで解説してくれます。
また、単語やイディオムを知らずに間違えた時はどうしようも無いものの、知っているはずの知識で解ける問題を間違えた時は

「あぁ。そうか、見落としていた~くぅ~。」

と何故か爽快感が残るほど、よく練られた問題で、自分の英語の理解がいかに曖昧かを思いしらされてしまいました。
解説もとても役にたつので、隅々まで読んでいます。解説の部分にも問題にできそうな、解説が詰まっているので、解説の部分を問題ページに持ってきた本をもう一冊作って欲しい。と思える本です。(もうあるのかな・・)

TOEICに出る難問から導き出されているような問題で、この本で出てくる構文が TOEICの本試験で見る事があった。著者の加藤先生は、本当に TOEICというテストを良く研究している職人肌のプロフェッショナルで、すごい研究して、この本を書いているんだなぁ。。というのが解説を読んでいるとよくわかります。

ただ、あくまで TOEIC の普通のレベル問題は解けるけど、たまに出てくる難問までを完璧に解きたい。という人向けなので、900点~990点を目指す人向けだと思います。
そうでなければ、間違えすぎて”面白くない”と思ってしまうかもしれません。

Part 5/ Part6 の7~8割を正解したい。というような目的であれば、負担が大きく実りは少ないかもしれないかもしれません。とは言え「No sooner ~ than 」などの高校の英語レベルのイディオムも出てくるので、全く無駄というわけでもないのですが、問題で問われている所以外の文章が分からなかったりすると、負担はかなりのものになってしまう気がします。

社会人向け度:★★★★★
おすすめ度:★★★★★
ターゲットユーザー:目標900点(個人的な感覚です)
このレビューを書いた時の管理人の点数:945点

サイズが新書サイズなので、持ち運びに便利で電車の中で勉強できる。というのが社会人にとって嬉しい所です。
一般的な語学の参考書だと電車で立ったまま勉強するのは大変なのでしたことが無かったが、このサイズは気軽に鞄に放り込んでおいて勉強できるという点ですばらしいと思いました。この便利さは、これまで気づかなかったです。
また、問題を読み上げた音声ファイルが Web からダウンロードできるようになっていて、しかも 男性と女性の声で同じ文を読み上げてくれるというのがにくいです。

音声について

上記のレビューは、ダウンロードできる音声でのトレーニングする前のものだったので、音声を聞きながらシャドーイングを1周ちょっとした時点での感想を書いてみます。

音声は同じ文章を、1回目はアメリカ人(?)男性、2回目はイギリス人(?)女性により繰り返します。
2回目に読み上げるイギリス人女性のスピードは男性のものより速く、しかもイギリス英語なので難儀します。
1回目は比較的リスニングが楽ですが、2回目は時々ハードです。

この方式を体験して気づいたのは、同じ文章を繰り返される事で、1回目に聞き逃した文章を巻き戻さなくてももう一回聞く事ができる事ができます。巻き戻す作業は結構面倒なものなので、これは意外と便利でした

また、恐らくこれが2回繰り返されている一番の目的だと思います画、アメリカ式とイギリス式の発音を続けて聞く事で、その違いが明確にわかってくるようになります。個人的にはアメリカ式のちまたにあふれる英語になれているせいか、アメリカ人男性の発音が聞き取れても、その直後に繰り返されるイギリス人女性の発音が聞き取れない。という事が多くありました。

イギリス人は、often を"オフトン" と t を発音したり、gather 等の最後の伸ばす発音を gathe (ギャザ)のように発音しますが、このちょっとした違いが、私のレベルでは全体として文が聞き取れない状況を引き起こしてしまっています。

ちなみに「アメリカ英語とイギリス英語の発音が違うのかな?」と思ったときは、ネットでも発音を調べられると思いますが、私はこちらでご紹介したタブレットの英英辞書を使っています。

学習の記録

次回やるときにどのくらい学習の時間がかかったか比較したいのでメモしておく事にします。学習記録をメモしておくと、「ここまでやったからもう一回やらなきゃ・・」という気になるので)

1回目 2013年5月 1~2週間はかかったような・・・記録なし。ただ、解説は殆ど読まなかった。2013年6月のTOEIC対策用に購入している。

2回目 
2013年10月 片道40分の1週間くらい通勤でできるだけ読んでいて(疲れているときはたまに休む)8割型読めた感じ。解説までじっくりと読む。さらに、土曜日で1時間ほどを使って一度完全に終わらせる。期間としては、合計1週間程度。前回の記憶は全く無かった(前回の記憶が残っているうちに2回目をしないといけないのに・・・もったいない・・・)。次は記憶の新しいうちに間違った所(半分くらいあるような・・・)を Ankidroid 化する予定。
全部で5つの章があって、各章の目標時間は11分なので、問題だけを解いていくなら、5 x 11分 = 55 分で終了する。1日の電車の行き帰り(合計80分程)で終わるレベルを目指そう。。。

3回目 2013年10月 毎朝50分ほど Ankidroid への入力(すべてではなく、気になったもの)を6日続けて入力。合計 58枚になった。いろいろ考えながら入れてるので50分で10個程度の入力が限界(1カード/5分)。意外とかかる。通勤時間(往復80分くらい)でもう一周こなした。本もそのまま持ち運べるので、もう一周こなして、Ankidroid は本を家に忘れたときに使用しよう。
音声ファイルがあったので音声ファイルをWebからダウンロードして、Walkman に放り込む。

<Ankidroid 化した後は、気が向いたら電車の中でたまに問題に取り組む。記録が難しいのでAnkidroidの勉強は記録外>

4回目 2013年10月シャドーイング。細かい所でちゃんと理解できない所(設問以外の部分で)がぼろぼろぼろと。理解できてない所を問題化し、Ankidorid にカードを追加。いきなりはシャドーイングできなさそうだったので、適当な感じで本を時々盗み見ながら3時間ほど。

5回目 2013年11月シャドーイング(2週目)。まだ理解できてないところが・・・「at the processing facility」が「加工工場」って訳になっている。等々。1時間かけてダウンロードした音声の17分分しか進まない(その分巻き戻したり、新しい Flashcard を書いたり発音を調べたりしている)

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