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本当の英雄 - ヒュー・トンプソン・Jr

2010年11月13日

ベトナム戦争に従軍した、ヒュー・トンプソン・Jrという人が「本当の英雄 (real hero)」だ。と、話題になっているのを見た。
こう言ったニュースを見ると、日本とアメリカでは歴史背景が全然違うんだなぁ。。と思わされるようになってきた。海外のサイトでは、日本と比べものにならないくらい戦争関連の話題がある。

ヘリコプターのパイロットだった、ヒュー・トンプソン・Jr さんは、ベトナム戦争の「ソンミ村虐殺事件(英語名:My Lai Massacre)」というアメリカ軍が引き起こした、大虐殺事件を目撃して、生き残った村民を助けに入った。という軍人さんだ。

Wikipedia より

Thompson landed his aircraft between them and the villagers. Thompson turned to Colburn and Andreotta and told them that if the Americans began shooting at the villagers or him, they should fire their M60 machine guns at the Americans "Y'all cover me! If these bastards open up on me or these people, you open up on them. Promise me!"  He then dismounted to confront the 2nd Platoon's leader, Stephen Brooks. Thompson told him he wanted help getting the peasants out of the bunker

Thompson: Hey listen, hold your fire. I'm going to try to get these people out of this bunker. Just hold your men here.
Brooks: Yeah, we can help you get 'em out of that bunker - with a hand grenade!
Thompson: Just hold your men here. I think I can do better than that.

トンプソンは、機体を村民とアメリカ軍の部隊との間に着陸させ、Colburn と Andreotta に向かって、もしアメリカ軍が自分や村民に攻撃を開始したら、M60マシンガンをアメリカ軍に向けて撃つように云った。

"俺を援護してくれ。 もし、アメリカ軍が俺や村民に発砲する事があったら、アメリカ軍に向けて発砲してくれ。約束だ。”

そしてトンプソンは、機体を降りて(dismount)、第2小隊(Platoon)の隊長である ステファン・ブルックス に向かって、バンカーに逃げ込んだ農民達を助けたいと伝えた

トンプソン: 聞いてくれ。銃撃を止めてくれ。彼らをバンカーから助けだしたいんだ。部隊の銃撃を止めてくれ。
ブルックス:手伝ってやるよ。ハンド・グレネードでな。
トンプソン:部隊をここでおとなしくさせていてくれ。俺はその方法よりもっと上手く助けられる。

Wikipedia によると、事件の後も従軍していたが、最終的にベトナム軍に撃墜されケガを負ったため、戦線を離れて、日本の病院に入院していたそうだ。

現在は、その評価は「英雄」として固まっているものの、事件後は、アメリカ軍による虐殺の事実を否定したい人々からの、トンプソン氏に対する嫌がらせや脅迫も酷かったそうだ。アメリカ軍に対して銃を向けた罪で軍法会議にかけようとした人もいたそうだ。

トンプソン氏は、既に、癌でこの世を去られている。「本当の英雄」に対して、心からご冥福をお祈りしたい

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