映画「Wonder Woman」 を見てきました。
「Wonder Woman」は、DCコミックスの、バットマン、スーパーマンに続く、DCコミックのスーパーヒーローものです。
対抗するマーベルシリーズのスーパーヒーローものと比較して、暗いイメージのある DCコミックスのスーパーヒーロー・シリーズですが、前評判通りに、気軽に楽しめる映画でした。
メインキャラクターの Diana(ダイアナ)を演じる Gal Gadot (ガル・ガドット)は、イスラエル出身のモデルという事もあり、背が高くてとても綺麗で、映画のキャラクターによくあっていました。
この Wonder Woman のメインキャラクターである、Diana ですが、同じ DCコミックスの映画の「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 (Batman vs Super man : Dawn of Justice)」で既に登場しており、この映画は、そこからのスピンオフのようになっています。
映画の最初は、バットマンから、過去に取られたダイアナの写真が届けられ、それを見た Diana の回想からはじまります。見ていなくても映画の理解に問題はありませんが、「バットマン vs ~」も見ておいた方がより楽しめる映画になっています。
ストーリー
映画のストーリーは、公式サイトによると以下のように解説されています。誰かに英語でストーリーを見る時に参考になるので、ざっと目を通してみます。
Before she was Wonder Woman, she was Diana, princess of the Amazons, trained to be an unconquerable warrior. Raised on a sheltered island paradise, when an American pilot crashes on their shores and tells of a massive conflict raging in the outside world, Diana leaves her home, convinced she can stop the threat. Fighting alongside man in a war to end all wars, Diana will discover her full powers…and her true destiny.
( ワンダーウーマンになる以前は、彼女はアマゾン族の女王、ダイアナだった。彼女は打ち倒す事ができない戦士として訓練されていた。隔離された楽園のような島で育てられ、アメリカのパイロットが島の浜辺に打ち上げられ、外の世界で起きている紛争について話を聞いた時に、ダイアナは自分で紛争を止められると確信し、故郷を離れる。全ての戦争を終わらせるために、人類と一緒に戦いながら、ダイアナは自分の本当の力と本当の運命に気づく。)
- 「the Amazons」:アマゾン族。the ~s で、「~家」などのようにも使われます。有名な漫画で「The Simpsons」というのもあります。
- 「an unconquerable warrior」:打ち倒すことのできない戦士。conquer (征服する)が中に入っているので想像しやすいですが、日常ではそうそう使わない単語です。
英語を日本語に訳すのは比較的簡単ですが、「飛行機が浜辺に墜落する」「その脅威を止められると信じて、ダイアナは故郷を離れる」「ダイアナは自分の本当の力に気づく」のような状況を英語で説明するのは大変そうです。
劇中でのセリフ
映画の中の気になったフレーズを幾つかピックアップしてみます。
Diana : Awww, a baby!
Steve : It’s not made of clay!
Diana が街中で赤ん坊を見た感動から、見知らぬ母親と赤ん坊に突然駆け寄って行くのを、Dianaに助けられたパイロット Steve が止める時の台詞です。ダイアナの人怖じしない真っ直ぐなキャラクターを表す場面です。Diana は「自分は粘土から作られた」と Steve に語っており、それを受けての Steve のセリフです。
元の素材がわからない時は、「be made from (素材)」で、「Wine is made from grapes」のようになる。と学校で教わるイディオムの一つです。
「be made of」の場合は「be made of iron」,「be made of wood」 のようになります。粘土の場合は、見た目から粘土に見えなくても「be made of clay」というのが一般的な言い方になるようです。
Steve: I can save today, you can save the world
スパイである Steve が Diana に世界を託す場面で使われた台詞です。こちらは、ヒーローものぽい台詞という事で印象に残りました。
映画を観ていた時は、「I could save today, you could save the world」だと思って、これをブログのネタにしようと思って家に帰って来たのですが、検索すると「I can save today, you can save the world」というセリフだったようです。
can は文中では、崩れて日本語の「君」と発音するつもりで良い。という解説を見たことがありますが・・・それにしても私の耳には could としか聞こえませんでした。
ダイアナ含め個性的なキャラクターもこの映画の魅力ですが、何と言ってもダイアナの純粋でまっすぐな性格が引き起こす笑いと感動がこの映画のおもしろさだと思いました。