この Blog を立ち上げたきっかけになったベルリッツに、再び1ターム(24週 = 約半年)通ってみました。
以前は、英語の勉強方法も自分で確立していない状況でベルリッツに通いました。
それでもかなり自分の英語力が上がりましたし、英語を真剣に勉強する。というきっかけになりました。
ある程度、自信がついた状態でベルリッツに行くとどうなるんだろう。何か新しいものを吸収できるのではないか。という想いがあり、今回、再び通ってみました。
開始時の自分のレベル
現在は休会していますが、ベルリッツ開始前には、1年以上、週一で軽い感じの英会話に通っており、外人の先生との雑談は、それほど苦もない感じになっていました。
ただ、英会話の先生以外だとネイティブの雑談でも通じにくくなるのが悩みの種でした。
何を言っているか聞こえない。。「テープで聞くような綺麗な発音以外には弱い」という。いかにも実践が少ない典型の人になっています。
私の会社にはネイティブレベルの人が何名かいるのですが、外人とのディスカッションが白熱してくれるとついていけなくなります。
レベルは?
レベル判定は5でした。
レベルが10まであるので、もう少しいくかな。。と思ったのですが、TOEIC満点のスコアを持っていてもやはり会話と TOEIC の Listening / Reading は違うので、こんな感じとなりました。
とは言え、この2年、TOEIC LR も卒業して、会話文も結構、覚えていたのにこの判定というのは、結構、がっかり。という感じでした。
ただ、レベル7辺りになっていると、都内にも人がおらず、そもそもクラスが組みにくくなるそうです。
前回は普通の日常会話(上の写真の一番右側)を受講したのですが、今回は、ビジネス向け(真ん中の緑色)の「General Business」のレベル5を受講しました。
クラスはセミプライベートで
海外旅行に行くつもりで(個人的に海外旅行は行かないのですが)払うとしても、個人的に出せるのは20万くらいなので、今回もセミプライベートコースです。
セミプライベートのコースは、「セミプライベート 96 (48週間) 」と「セミプライベート 48(24週間) 」があるのですが、後者の方を選びました。
ベルリッツは「セミプライベート 48(24週間) 」だと、「48回授業が受けられます」のように見えますが、必ず”1度で2クラス”取らないといけないので、実質 24回分の授業になります。
ややこしいので、この表記を辞めた方が良いと思っているのですが、他の英会話スクールが40分~50分を”1回の授業”とカウントするので、「90分(休憩10分)の授業を1回」とカウントされると価格的に見劣ってしまうので、90分で2回!と言う数え方になっているのかもしれません。
また、主に春や秋にキャンペーンをやっているようで、今回は「授業料が10%OFF」を受ける事ができました。ですので、春や秋のキャンペーンを狙うと数万円、安く受講できるかもしれません。ねらい目です。
「セミ・プライベート48 (24週) 」クラスだと、授業料は 196,992円なので、1万9千円安くなります。(教材費は割引き外なので注意)
前回もそうだったのですが、今回も、同じ曜日に参加できる人がおらず、暫くクラスができるまで待ち、2人クラスになりました。無理に希望の曜日を変えずに待っていると、大抵2名のクラスになるのは TIPSかもしれません。既存のクラスに参加すると必ず3名以上になるはずです。個人的には、3名くらいまではよいと思うのですが、4名のクラスはちょっと多いかな。。という気がします。
2名で始める事になったのですが、一緒にクラスをはじめた方が途中から欠席気味になってしまったため、恐らく10回くらいプライベートクラスを経験しました。途中から新しい人も入って来て最終的には3人クラスになりました。
とは言え、一緒に始めた方は、新しい方が参加された後、ほぼ完全に来なくなったため、通しで見ると実質、ほぼ2名クラスでした。(ちなみに、一緒に始められた方は、最後の2ヶ月くらいは完全に欠席しているようで先生も「あれ?」って感じになっていたのですが、大丈夫かな。。。気が合いそうな方だったのですが、元々、欠席がちで連絡先を聞けるほどは仲良くはなれず。豊洲にお勤めのYさんお元気ですか?)
授業の内容は?
テキストの内容は各Unit(単元)毎にビジネスシーンが想定されていて、各ビジネスシーンで使用しそうなフレーズを学習していきます。
例えば、「自己紹介」「会社の歴史を説明する」「商品の実演をする」「プロジェクトのフィードバックをする」「顧客対応をする」等、全部で40 Unit (シチュエーション)が考えられています。
休憩を挟んだ40分 x 2セット(間に休憩を挟む合計90分)が1回の授業です。1回の授業で1~2Unitやります。1~2Unit を1日でやっていけば、 24日(48クラス)で、大体40Unitが終わる計算なります。
内容としてはテキストを生徒に順番に読み上げさせて、理解させながら、各Unit のシチュエーションに合わせた作文を練習する事がメインになります。例えば、「経歴」の Unit では、「これまでどんな仕事をしてきたか」を英語で説明します。
先生によって若干授業内容は違いますが、かなりの授業の最後で、生徒に喋らせた後、その喋った内容から、直した方が良い言い回し、細かな文法チェックが行われる事がありました。これは、結構、嬉しかったです。
プライベートとセミプライベートの違い
予期せずプライベートクラスを何度か受ける事になったのですが、レベルにもよると思いますが、個人的にはやはりセミプライベートで十分かな。という気がしました。
プライベートだとメモを取る時間がなくなってしまうので、”やりっぱなし”の感じになってしまうのと、他人の間違えた所や言えなかった所は、客観的に見えるので勉強になりやすいです。
プライベートでたくさん喋れる。というのはあるかもしれませんが、所詮、1セット(45分 x 2) の授業の中で喋る量は限られていて、あまりメリットになるようには感じませんでした。レベルが変わればまた受け止め方も変わってくるかもしれません。
印象に残った教え方
先生は基本的に何かのフォーマットに沿って授業を進めているようで、どの先生も、ほぼ同じ教え方でした。ですので、先生は毎回変わりますが、先生によって教え方のムラはほとんどありませんでした。
ただちょっとした違いが先生によってはあります。その中でも良かった教え方が2つメモしてあったので、ここに載せます。
・「Do you repeat this?」と言って、口頭で言った事を繰り返させる。
意外と英語だと相手が言った事を理解できても、それをそのまま繰り返せるほど理解していないので、大抵「うっ」と詰まった後、考えながら少しづつしゃべる事になります。これは一般的なリピーティングの練習ですが、単純に自分の考えた文章を話すよりも良い練習になりました。
・日常会話の標準的な返しの練習
A「I have just heard an interesting news」
B 「What did you hear?」
等のちょっとした標準的な返しの練習。General Business のクラスを取ったので長い文章をしゃべる練習が多かったので、こういうちょっとした日常会話が息抜きになりました。「こう話しかけられた時は、こう返すんだよ」という練習はありそうで無かった気がしました。
他にも
A 「Guess what?」
B 「What?」
A 「Nothing」
みたいな事をみんな子供のころやるんだ。みたいな話は楽しかったです。
宿題
一応、毎回、その日の授業の確認の意味での宿題があります。やってみてわからなかった所があるか?は聞かれる程度で、授業中にチェックは受けませんでした。
1日の授業で 2Unit 分が終わるので、分量として2ページの宿題になります。作文とリスニングの問題が混じったものになります。
以下の写真の1ページ分が、1Unit 分の宿題です。2ページで2Unit分の宿題 = 1日分の宿題になります。作文とCDを聞いて答えるListening の問題が混じっています。
今、振り返ってみると、宿題は簡単すぎてあまり効果があるような感じがしませんでした。
答えも付いているのですが、作文が多いので「Answer will vary (答えはいろいろ)」みたいなのもチラホラあり、これらは答えを確認する方法が無いです。
先生に見てもらう手もありますが、実際問題としてそれをやると、かなり厳しい授業の時間がさらに削られるだけです。
授業のメモを Anki に登録する時間や、宿題をやる時間などで、最低で毎回1~2時間は授業の復習として使っていました。
ただ、あまり効果があったように思えませんでした。
効果測定としてTOEIC SWを受けてみる。
やはり Speaking & Writing で効果を測定してみるべきだろうという事で、前後でSWテストを受けてみました。点数としては、殆ど変わりませんでした。残念!
個人的な感想
今回、ベルリッツで受講してみたのですが、当たり前と言えば当たり前ですが、以前程の感動も、効果も感じませんでした。
確かに細かく間違っている所を直してくれたり、「これは言われないと一生、気づかなかっただろうな」と思うような事もあるのであるのですが、流石に2度目になると感動は薄れてきました。
テキストに出てきた重要そうな表現や、自分が間違った所、先生が使っていて「なるほど!」と思った表現は、Anki に入力して今でも復習しています。ボキャブラリーが増えたという観点では意味はありました。
ただ、レベル5くらいになってくると、覚えないといけない表現はまだまだあるものの、それはもう市販のテキストに任せてよいのかなと。感じました。
一方で、今回のベルリッツを始めた頃の感想をメモってあったのですが、この記事を書くに辺り見なおしていると「(ベルリッツて)こんなに難しかったっけ」と書いてありました。後半になるとそんな事を忘れていたので、確実に何かが成長しているようです。
そもそも、授業時間だけでは足りないのは当然で、授業を生かしながら、どうやって普段の時間で練習していくかを、いろいろ試行錯誤しながら通ったのですが、いまいちベルリッツを使いこなせないまま終わってしまった。。。というのが今回の感じでした。
ベルリッツの魅力は
- テキストがありダラダラと会話だけをするスクールとは違う。
- 間違った所を直してくれる
の2点に集約されてると思います。一方で、あまりどうかな・・・と思ったのは
- テキストの品質が高くない(全体的に)
かな。と思います。まだ考えがイマイチまとまってない気がするので、また気づいた事があれば追記します。