merit という単語が聞き取れなかった。
よく「英語はつづりと発音が違う」という事が言われているが、Listening を極めようとするとこの問題に度々ぶつかる。
merit の発音は、ローマ字読みだと「メリット」だが、最後の「i」は、あいまい母音の「ə」なので、実際は日本語で言うと「めらっと」に近い。
でもどうしてもローマ字読みで「メリット」と読みたくなってしまう。この引力から抜け出すのはなかなか大変だ。
I am still considering each of the merits.
などであれば、「めらっと」と聞こえても文脈から判断がついて「発音が多少違っても問題ない」と思えてしまうが、これが複雑な文章になると手がかかりがなくなるので、想像もつきにくくなる。
あいまい母音の「ə」の音は、シュワ音(シュワサウンド) という音で、Wikipedia のページで音が聞こえるようになっていた。
形容詞の最後の ~ ate なんか「ə」が入ってそうじゃないかな・・・と思って適当に「intermediate(中くらいの、中級の)」を調べてみたら、「ìntərmíːdiət」でやっぱり入っていた。
日本語で無理矢理言うとと「インターミディアット」だった。(※本当は、iの発音は日本語の発音のイとは若干違うので、日本語では書き表しにくい)
英語の音には、「ǽ は、アとエの中間」のように日本語の音には無い音が多い。日本語読みで発音するとすごくクリアな英語になるが、ネイティブの発音は日本人の音声体系では「ぼやかした」音に相当してしまうので、全体的にクリアに聞こえず、この辺りが日本人が英語を聞き取れない大きな原因の一つの気がする。
いづれにしても、ローマ字読みで覚えてしまったものは、見つける度にすべて覚えなおさないとだめそうだ。。
少し角度が変わった話しになるが、最近、遭遇したのは、英語の長文を読んでいて「wind」と言う単語を「ウィンド(風)」と読んだら、実際は「ウァインド(曲がりくねった)」だった。
wind の例でもわかるように「英語のつづりが同じでも発音が違う場合がある」 という事は「スペルは、必ずしも発音を表しているわけで無いから、読み方は別に覚えないといけない」という事なのだが、頭でわかっていてもなかなか抜けきれない。