英会話

知っている単語だけでなんとかする力

2013年4月14日

cafe
英会話カフェのような所に通っているのですが、TOEIC の様な LISTENING と READING の力と、通常の英会話力とこれらのテスト力は違うなぁ。と思わされます。
結構、ぺらぺらと喋れるような方が居らっしゃったのですが、中学英語で習うような単語のスペルやイディオムがすごく苦手。というのを”英語クイズ”をやっていた時に気づきました。

ネイティブでも会話ができる事と、話している単語を書く事ができるのか。というのは全く別の話だと思いますが、日本人でもそのような事があるんだ・・というのは驚きでした。
確かに読み書きの技術は無くても会話はできます。口頭でコミニケーションを取るという目的に読み書きは必要ないですし。
話す技術と試験勉強をベースにした知識は別なんだな・・・というのを強く感じました。もちろん英語を確実に習得するにはもちろん両面で力を付けていく必用があるのですが、一つの勉強法ではダメという事ですね。

もう一つよく感じるは、「知っている単語だけでなんとかする」事です。
ネイティブの先生との雑談で最近購入した洗濯機について話そうとしていて「あれ・・洗剤ってなんて言うんだろう」と思って一瞬、会話に詰まったのですが、(ちなみに detergent 等のいろいろな単語があるようです)、先生は「soap」という単語を使っていました。
その場では、「洗濯が面白くて洗剤を切らしてしまった」という話をしたかったのですが「洗剤」という単語がわからなかったので、「毎日洗濯している」と別の角度でその話を伝えました。そうすると、そこから広がっていく話の中で先生が「soap」という言葉を使っていたので、「あぁ。なるほど洗剤は”soap”と言うんだな・・」という事を学びました。こうやって会話をしていく中で相手が使う単語を聞いて言葉を覚えてくんですね。。日本語でもそうやって言葉を覚えてきた気がします。

最近、会話を続ける上で覚えてきたのは、「知らない単語がある文章は、そのまま単語を使った文章で表現しないで、状況説明等の違った形で表現する」か、「そもそも、その話題は話さないで、別の話題にする」という事です。

実はこれは、日本語で話している時も知らず知らずのうちにやっている気がします。

例えば、「花粉症」という言葉が無かった時代は、「春になるとくしゃみと鼻水が止まらなくなって、目がかゆくなる現象」と状況説明になっていたはずです。
同様な方法で、英語で花粉症は「Hay fever」と言いますが、この話題を外人としたい時は、「evey spring」「sneeze(くしゃみ)」「eye」「ithcy(かゆい)」等を使って、複数の文章を使って表現していけば良いわけです。sneeze や itchy などはテストに頻出するような単語ではないので、逆に難しい単語かもしれませんが、日常で使う単語なので、この辺りを知っているかどうかも日常会話の強さに繋がるような気がします。

なまじ日本語で単語を知っているから、それをそのまま一対一で、英語の単語に変換しようとしてしまいますが、日本語と同じ単語セットやフレーズを英語でも獲得しよう。というのは相当な勉強量を積まないといけないので、かなり高度な事ですので、別の迂回した表現を使えばいいわけです。直球で英語にしようとしない。というのはなかなか難しく、これもこれはでトレーニングが必要だと日々感じいています。でも意識するようになってから、「言葉に詰まる」事は少なくなりました。

英会話が得意な人を見ていると、「知っている単語で何とかする」という技術を持っているんだなぁ。というのが最近の私の観察結果です。
同時にそうやってネイティブとドンドン会話していく事で、生活で使う範囲の単語やフレーズをドンドン吸収していくんだな。。と思っています。

もちろん自分が言いたくて迂回した表現で説明した事は、後で調べておいた方が、どんどん難しい会話もできるようになって良いはずですし、成長のスピードも上がるはずなので、そういった努力は怠ってはいけないと思っています。

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